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Posted by オウミ・イタドリ (544) - 2010.10.20,Wed
遺跡外に出ても、ラザレスに受けた傷はなかなか癒える気配が無かった。
僕の場合は、遺跡外に出たからこそ …とも言えるのだけど。
僕の場合は、遺跡外に出たからこそ …とも言えるのだけど。
一人で前衛として頑張っていたフィサリスさんが不意を突かれ倒されてから、
僕達三番隊は一気に崩される形になった。
ラザレスに吹っ飛ばされてからは意識が途切れ途切れで
遺跡外までどのように戻ったか、あまりよく覚えていない。
はっきり意識を取り戻した頃、僕は修道院跡の自室で横たわっていた。
一番隊と二番隊のフォローを受けつつ遺跡外まで無事に退避できた事だけは、どうやら間違いないらしい。
夕餉の支度が整ったのか、台所から食欲をそそる匂いが漂ってくる。
さすがに今日ばかりは、アルテイシアさんに任せきりとなってしまった。
…もしくは、手の空いたフェフさんやイグニスさんが手伝ってくれていたかもしれない。
手当てを受けた形跡に気づく。
今日のアクエスくんは、三番隊を始め皆の怪我を処置するのに忙しかったろうと思う。
フィサリスさんは大丈夫だろうか。
今回はラザレスの攻撃を一身に受けて消耗している事が確かなだけに、一番心配だ。
ルアさんの姿も見かけない。
僕と同じ後方支援に回っていたけど、あの状況で実際の負傷具合がどれ位のものかは知る術も無い。
二人とも、大事が無ければ良いのだけど…
昨日、父さんに言った事が嫌でも思い出される。
『せめて助けられてきた分、僕も彼らに力を貸したい』
…なんてかっこいい事を言っておきながら、結果はこの有様だ。
現実を嫌でも叩きつけられた。
僕にはまだ、力が足りない。
―――・・・それが悔しい。
痛めつけられた四肢が悲鳴を上げるのをこらえながら、ベッドから起き上がる。
今は少し辛いけれど、明日再び遺跡に入ってしまえばもう少しマシな状態まで持ち直せるはずだ。
…そしてきっと、ラザレスとの再戦も待っている。
修練用の装備と取引用の品物を携え、僕は部屋を後にする。
僕達が先へ進む為に。そして最善を尽くす為に。
できる事は、まだ多く残されていた。
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髭が無いのは子供時代だからです、多分。
装備が貧弱な時はLv上げ支援中なので
よーく可愛がってあげて下さい(・・・)
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