ひと夏の想い出を此処に

うっかりサマバケ夜の部を連載マンガ仕立てにしてみました。
無事、第４話（最終回）まで掲載完了です。強引展開もいい所ですが…！

というワケで、更新予定ペースは大幅にずれこんだものの（駄目）
本家の次回更新と連載終了どちらが先かの１週間耐久一本勝負は
辛うじて当方の勝利と相成りました。

これで心置きなく偽島＆堕島ダブルチキレ勝負の準備ができます（うわぁ）
生産行動の宣言だけは人様の迷惑になるからきっちり済ませたけどね！

以下、サマバケ関連で描いた物を収録。
連載プロフ絵の最終回分も次回更新後に投げ込む予定です。

【False　Isｌand　特別番外編　Summer Vacation】

～オウミのサマバケ実況中継編・昼の部～

皆さんこんにちは、オウミ・イタドリです。
本日は探索の話はお休み。
実はね、海遊びに誘われたんだ。今回はその模様をお届けするよ。

それじゃ、集合場所の港へ行ってみようか。

＊＊＊

今回僕がご一緒するのは
エゼさん、ソニアさん、ニラ子さん、セリーズさん、ディンさん、セイガさん、ハクさんの７人。
僕を含めて８人で行動する予定だよ。

あ、噂をすれば。おーい（手を振り）

良かった、なんとか合流できて。
ソニアさんは後で合流だそうだから、残りの７人が集まった所で移動開始だね。
そういえば、ハクさんはまだ来てないのかな？
姿が見当たらないけれど

（突然、大きな影が地面をよぎる）

？（上を見上げ）

うわあ？！

び、びっくりした…まさか空から竜の姿で来るなんて思わなかったよ、はは。腰抜けた…
あれ、驚いた隙にセイガさんの姿が消えちゃったね。

あ、居た居た。上を見上げてニヤニヤしてるけど、何を見てるんだろう。
視線の先は、船を乗り降りする女の人…（はっ）
ちょ、ちょっと待った！さすがにスカート覗きは良くないよ！
いやこちらまで誘われても困るから！それに―――

あ。

…えーと…
どんな物事にも光と影、裏表が存在します。
だから何かをしようとする時、必ずプラスの結果と同時に
マイナスの結果が付きまとう覚悟が必要なんだけどなんというか、その
…セイガさん、ご愁傷様です（合掌）

＊＊＊

さて、お喋りしてる間に砂浜に着いちゃったね。
お昼までだいぶ時間があるし、人もまだ少ない…という事で。

突発的に第一回・スイカ割り大会開催ー！（ドンドンパフパフー）

…だって。ルールはもう知ってるよね？
目隠ししてグルグル回されて、皆の声を頼りに離れた場所のスイカを目指す。
持っている棒でスイカを叩き割ればクリアだよ。

説明はおしまい。
あ、今度はセイガさんの番だ。
さっき痛い目に遭ってたけど、これでうまく行ったら名誉挽回かな？

右！右！
行きすぎだ、少し左に！ひだ…あれ？
セイガさんの目隠し、取れてるよね？
どこを目指して―――って、女の人にぶつかるよ？！

あ、後ろから抱きついた

あ。
…あー…
……あちゃー……

…明らかに、先の結果は見えていたと思うのだけど
そこまでしてセイガさんを女性へのアタックに突き動かす原動力は何なんだろう。
あ、そうだスイカ割り。
…え、次はセレーズさん？

えーと…スイカ割り本来のルールとして
ここで僕はセレーズさんの成功を祈らねばならない立場なんだけど

スイカの代わりにセイガさんが砂に埋められている今
僕は成功と失敗、どちらを祈るべきなんだろう。

結果は皆の目で確かめてね。
僕は、ほら。準備しなきゃ…後始末の。

＊＊＊

さて。気を取り直して、次はビーチバレーだよ。

えーと、組分けは…基本的に男性VS女性の形を取るみたいだ。
体格的に女性が不利になりやすいから、ハクさんが向こうの応援に加わったね。

あ、ソニアさんが丁度良いタイミングで合流したみたいだ。
それじゃ、面子も揃った所で試合開始

（ドゴォッ）

―――…うん。

そうだね。僕もよくわかってる。

目を閉じてちゃ、飛んでくるビーチボールが受けられるワケないよね。

でもね。
目を開けたらその、目に毒…いや毒なんて失礼だけどその、目のやり場に困るというか。
あんな露出度の高い水着で、全力で飛んだり跳ねたりされるなんて思わなかったんだ。
いや確かに、見せているのだから見えて当たり前なんだけど
マトモに見たら申し訳ない気がして、特に目の前で揺らされたりしたら

…ごめんなさい、胸元に気を取られて試合に集中できなかった。正直反省してる。

僕の故郷じゃ結婚前からあんなに肌を見せる女性も居なかったし、さ。うん。
そんな調子で油断したせいかな。
ビーチボールを顔面で受けたら父さんに殴られた時と同じくらい痛かったよ。

ごめん男性陣の皆。
僕はこの試合、もう駄目みたいだ―――（薄れゆく意識）

…ん…？

あぁ…試合、終わったんだ。
へぇ、女性陣の圧勝か。凄いなぁ。
…男性陣がことごとく負傷してたり
なぜかビーチボールが破裂してたりするんだけど、何があったんだろう。

皆して凄腕の強者揃いだし、きっと僕の想像を超える壮絶な試合だったんだね。
一番情けないのは僕か。面目ない（苦笑）

＊＊＊

お昼まで、まだ時間がある。
えーと…近くに岩場もあるし、釣りはどうかな？
ほら、一応釣竿もあるよ。僕の手作りだし、あんまり見栄えは良くないけど。

うわー、この辺は凄く良い釣りポイントだね。

見て、水深が割とあるのに底まで見える。
しかも魚が沢山だ！大きい魚もチラホラいるね。
うん、これなら簡単な仕掛けで釣れそうだ。

―――さて。
なんとか皆が食べられる分は調達できた、これを料理してもらわないと。
急いで帰ろう！

料理担当はディンさんとハクさんだって。
どんな料理が出てくるかな、楽しみだね。
おーい、釣ってきたよー！

＊＊＊

今日のお昼は…シーフードカレーに塩ヤキソバ！
おいしそうだなぁ。いただきまーす

あれ、そういえばディンさんは？
せっかく自分で作った料理を置いてどこに行―――…？！
ディンさん、どこからそんな大量に食べ物を？！
イカ焼きフランクフルトにチョコバナナにカキ氷に焼きそばに
買いすぎ！いや、食べすぎだよ！って、この上アイスまで？！

（ピチャ）

…ん？
誰か水をこぼしたのかな（足元に視線を落とす）

―――って、血？！
一体何が？！（周囲を見回し）

…あー…エゼさん？

えーと、その、水着女性より気にすべき事があると思うんだ
例えばとめどなく流れる鼻血とか、血だまりとか…駄目だ、耳に入ってない。
完全に水着に気を取られて…あ、エゼさん、蟹の殻は齧っても食べられないよ？

今からTC変装セット買ってくるね。イーグル隊の。
ほら、床の血だまり掃除しないと…デッキブラシで。

＊＊＊

さぁ、ご飯も食べ終わって自由時間だ。思いっきり遊ぼう！

…って。
実はここから先、ニラ子さんと棒倒しに熱中しちゃって
他の皆がどうしてたか知らないんだ。
ごめん、ギリギリ垂直を保っている棒の周りから残り少ない砂を如何に取り除くかという
ギリギリの緊張感が最高に面白くて。燃えたねあれは。

うん、一応、皆の声は耳に入ってきたけど。
寄声というか悲鳴に近い叫び声とか上げちゃって、すごく楽しげだったよ。
僕は砂山に刺さった棒とにらめっこしてたから、何をしてたかまでは見てなかったけど…

＊＊＊

あぁ、もう夕暮れか。早かったなぁ。
日中は思いっきり遊んだし、ひとまずここで解散だね。
皆さんお疲れ様！

それにしても、あの岩場はいい釣りポイントだった…
よし、後で夜釣りに行ってみよう。

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～オウミのサマバケ実況中継編・夜の部～

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～視聴者の皆様へお知らせ～

今回、このスペースでお届け予定の
『～オウミのサマバケ実況中継編・夜の部～　偽島夜釣りロマン』は
レポーターの不幸なハプニングにより中止となりました。

↓代わりにプロフ絵にて再生されるハプニングの一部始終をお楽しみ下さい。


真夏の夜のハプニング

第一話


第二話


第三話


最終話