ここは非同期型ネットゲーム「False Island」参加キャラクター関連ブログです。PL視点中心につきご注意下さい。
Posted by オウミ・イタドリ (544) - 2010.01.13,Wed
ベルクレア第14隊との衝突は、難なくこちらが押し勝った。
彼らを退ける事ができた事よりも、誰も大きな怪我を負わなかった事にホッとしている。
他人に矛先を向けるのは好きじゃない。
ただ、「応戦」と言いながら勝手にこちらへ槍の先を突き付けてくるような相手を前にして
そのような考えが非現実な事も理解していた。
どうやら僕は、軍人に少し苦手意識があるらしい。
理由を問われれば、今は「なんとなく」としか答えようがないのだけど
つい心のどこかで身構えてしまう自分が居るのは否定できない。
ただ、それが冴えの無い槍捌きという形で表れてしまった事は
まがりなりにも隊の前衛を預かる槍術士として捨て置けない問題だった。
特に、仕掛けたつもりの大事な一撃を綺麗に外したのは自分でも苦笑するしかない。
あんな情けない状態、ギルドの仲間に見抜かれていなければ良いのだけど…
理由の無い『苦手』は、切り捨てる必要がある。切り捨てなければ。
このままではいつか、皆の足を引っ張ってしまう。
得体のしれない躊躇で危険を招いてはいけない。
彼らを退ける事ができた事よりも、誰も大きな怪我を負わなかった事にホッとしている。
他人に矛先を向けるのは好きじゃない。
ただ、「応戦」と言いながら勝手にこちらへ槍の先を突き付けてくるような相手を前にして
そのような考えが非現実な事も理解していた。
どうやら僕は、軍人に少し苦手意識があるらしい。
理由を問われれば、今は「なんとなく」としか答えようがないのだけど
つい心のどこかで身構えてしまう自分が居るのは否定できない。
ただ、それが冴えの無い槍捌きという形で表れてしまった事は
まがりなりにも隊の前衛を預かる槍術士として捨て置けない問題だった。
特に、仕掛けたつもりの大事な一撃を綺麗に外したのは自分でも苦笑するしかない。
あんな情けない状態、ギルドの仲間に見抜かれていなければ良いのだけど…
理由の無い『苦手』は、切り捨てる必要がある。切り捨てなければ。
このままではいつか、皆の足を引っ張ってしまう。
得体のしれない躊躇で危険を招いてはいけない。
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Posted by オウミ・イタドリ (544) - 2010.01.13,Wed
遺跡探索の感覚は、順調に戻ってきている。
実戦経験が大きいのか、槍を振るう感覚も少しずつ馴染んできた。
もっと具体的な記憶は、この島での出来事に限るなら
少しずつ、おぼろげに浮かんでくる事がある。
そのきっかけの大部分は、以前の顔見知り(と主張してくる人達)と言葉を交わした恩恵だった。
僕の現状を知って尚、友人として縁を求めてくれる人も居る。
以前の僕を仲間と認める人まで現れた。
ありがたい反面、記憶が戻ってこない限り
彼らの話をどこまで鵜呑みにして良いかわからないのが申し訳ない。
かつての僕を期待して声をかけてくれる人たちが増えるに従って、
自分が綺麗さっぱり忘れてしまっていた事実を思い知る。
『友達』も『仲間』も偶然の働き無くして思い出せない。
以前そういう間柄にあったはずの人達と
(僕が覚えている限り、少なくとも)3年ぶりの再会を果たしたというのに
今の僕は何の感慨も湧いてこない。湧きようも無かった。
それとも以前の僕は、そもそも彼らに対する感情を一切忘れてしまえる程度に
他人の事がどうでも良い人間だったのだろうか。
一息の深呼吸。
胸の内に湧いてきた不安と嫌な考えを、吐き出す息に乗せて体外に追い出した後
頭を切り替えて、近場の探索に集中する。
物言わぬ無機物を相手にする方が、今は気が楽だった。
実戦経験が大きいのか、槍を振るう感覚も少しずつ馴染んできた。
もっと具体的な記憶は、この島での出来事に限るなら
少しずつ、おぼろげに浮かんでくる事がある。
そのきっかけの大部分は、以前の顔見知り(と主張してくる人達)と言葉を交わした恩恵だった。
僕の現状を知って尚、友人として縁を求めてくれる人も居る。
以前の僕を仲間と認める人まで現れた。
ありがたい反面、記憶が戻ってこない限り
彼らの話をどこまで鵜呑みにして良いかわからないのが申し訳ない。
かつての僕を期待して声をかけてくれる人たちが増えるに従って、
自分が綺麗さっぱり忘れてしまっていた事実を思い知る。
『友達』も『仲間』も偶然の働き無くして思い出せない。
以前そういう間柄にあったはずの人達と
(僕が覚えている限り、少なくとも)3年ぶりの再会を果たしたというのに
今の僕は何の感慨も湧いてこない。湧きようも無かった。
それとも以前の僕は、そもそも彼らに対する感情を一切忘れてしまえる程度に
他人の事がどうでも良い人間だったのだろうか。
一息の深呼吸。
胸の内に湧いてきた不安と嫌な考えを、吐き出す息に乗せて体外に追い出した後
頭を切り替えて、近場の探索に集中する。
物言わぬ無機物を相手にする方が、今は気が楽だった。
Posted by オウミ・イタドリ (544) - 2010.01.13,Wed
牙蜥蜴に噛みつかれた左腕の痛みは、次の日には綺麗に引いていた。
有事の応戦に差し支える事態を回避できた事に安堵しながら
血の滲んだ包帯を解く。
噛みつかれた傷が、ほとんど無くなっていた。
そこは確かに鋭い牙が深く突き刺さり、食い込んだはずの場所だった。
解いた包帯に滲む血の量もそれを物語る。
けれども今、露わになった自分の肌に残っているのは
僅かな歯形と、たった一晩で著しい治癒力が発揮された痕跡だった。
ふと、ジョシュアさんの話を思い出す。
マナ―――遺跡内に溢れ返る、力の源。
無機物にすら力と命を与える、得体の知れない力。
遺跡の外に居る時は、こんな事は無かった。
いかに遺跡内がマナで満ち溢れているか、このような形で思い知るなんて。
…マナに対する恐怖が、急にじわりと胸の内を浸食した。
有事の応戦に差し支える事態を回避できた事に安堵しながら
血の滲んだ包帯を解く。
噛みつかれた傷が、ほとんど無くなっていた。
そこは確かに鋭い牙が深く突き刺さり、食い込んだはずの場所だった。
解いた包帯に滲む血の量もそれを物語る。
けれども今、露わになった自分の肌に残っているのは
僅かな歯形と、たった一晩で著しい治癒力が発揮された痕跡だった。
ふと、ジョシュアさんの話を思い出す。
マナ―――遺跡内に溢れ返る、力の源。
無機物にすら力と命を与える、得体の知れない力。
遺跡の外に居る時は、こんな事は無かった。
いかに遺跡内がマナで満ち溢れているか、このような形で思い知るなんて。
…マナに対する恐怖が、急にじわりと胸の内を浸食した。
Posted by オウミ・イタドリ (544) - 2010.01.13,Wed
今日はあまり余裕が無いので簡潔に。
ただいま目が不調で長時間PC画面を見ていられない今日この頃です。
結果に表示した絵日記は縮小で見辛くなってしまった感があるので
ちょっと大きめサイズをこっちに格納。
ただいま目が不調で長時間PC画面を見ていられない今日この頃です。
結果に表示した絵日記は縮小で見辛くなってしまった感があるので
ちょっと大きめサイズをこっちに格納。
Posted by オウミ・イタドリ (544) - 2010.01.13,Wed
遺跡内で巨大な毒虫達に好かれまくったのは災難だった。
ただ、アクエスくんに医学の心得があった事は幸いだったと思う。
彼に応急処置を施してもらったおかげで
比較的体を楽に動かす事ができたし、回復も意外と早かった。
向こう2〜3日は影響を引きずるだろうと思っていたのだけど…
そういえば、心なしか遺跡の中に居ると傷の治りが早まっている気がする。
…ジョシュアという人が言っていた「マナ」の影響だろうか?
***
探索を引き上げて今、僕たちは遺跡外に居る。
けれども、ゆっくりできる時間は意外と少ない。
一日で準備を済ませ、次の日には新たな魔方陣を求めて再び遺跡内へ潜るからだ。
荷物の整理、物資の調達、ギルド外部との取引…
皆、各々の予定がぎっしり詰まっている。
例に漏れず僕も、今日は忙しい一日になりそうだ。
ただ、アクエスくんに医学の心得があった事は幸いだったと思う。
彼に応急処置を施してもらったおかげで
比較的体を楽に動かす事ができたし、回復も意外と早かった。
向こう2〜3日は影響を引きずるだろうと思っていたのだけど…
そういえば、心なしか遺跡の中に居ると傷の治りが早まっている気がする。
…ジョシュアという人が言っていた「マナ」の影響だろうか?
***
探索を引き上げて今、僕たちは遺跡外に居る。
けれども、ゆっくりできる時間は意外と少ない。
一日で準備を済ませ、次の日には新たな魔方陣を求めて再び遺跡内へ潜るからだ。
荷物の整理、物資の調達、ギルド外部との取引…
皆、各々の予定がぎっしり詰まっている。
例に漏れず僕も、今日は忙しい一日になりそうだ。
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髭が無いのは子供時代だからです、多分。
装備が貧弱な時はLv上げ支援中なので
よーく可愛がってあげて下さい(・・・)
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